斎藤秀雄の最晩年の3年間、先生のもとで指揮法を学び、さらに師の生き様に接したことは、『音楽』のみならず私の人生における大きな宝となっている。斎藤指揮教室では、その緻密に組み立てられたカリキュラムによって、音楽と指揮のテクニックの関連性について、明確な方法論を持って学ぶことが出来た。
今回、《VierWeg指揮法入門》を発刊するにあたり、通常の指揮活動に必要十分な内容に絞り込むと同時に、電子書籍の特性を生かし、新しい角度から「単純・明快な説明」を試みることによって、斎藤指揮法への理解を容易にすることを第一の目的とした。
又、書物としては書き残されなかった斎藤秀雄の晩年の教えを、最終章の《ワルツ叩きの応用展開》において、一歩進めた形で理論化して掲載している。僅かながらでも恩師への恩返しが出来たのではないかと自負している。
VierWeg指揮法入門(上下巻)
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¥6,500価格
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CD-ROM2枚組。《VierWeg指揮法入門》を発刊するにあたり、通常の指揮活動に必要十分な内容に絞り込み、同時にVierWegの特性を生かして、「文章」「写真・図版」「動画」の三方向から<指揮法>の世界に光を当て、「単純・明快な説明」を試みることで、斎藤指揮法への理解を容易にするように工夫されている。